持病が分かったきっかけ 糖尿病編

50代になったばかりの頃の事です。

急にそれは起こりました。

 

良く甘い炭酸飲料を飲んでいたのですが、ある時喉の渇きが半端なく、飲んでも飲んでもすぐまた喉が渇くようになりました。

読んでいてお分かりのように、この時の渇きを潤すために飲んでいたのは、甘い炭酸飲料です。

それまでは極端じゃなくて、気づかなかっただけかもしれませんが、気がつくと2リットルのペットボトルをほとんど一気に飲み干して、そしてまた喉が渇き、終いには喉だけではなく口もすごく渇いて、まともに喋れなくなる程でした。

そんな感じで水分を取っているわけですから、夜も寝ていて2時間置きに起きてトイレに行く始末で、睡眠不足にもなっていました。

こういった症状を具体的に感じるようになったのは、わずか一週間くらいの事でした。

 

初めはこういった症状が、糖尿病だと気付かずに、ただ寝不足が仕事に支障をきたすといけないので、かかりつけ医に相談したら、先生はすぐに分かったんでしょうね。

糖尿病の検査をしてみようと、そして段取りが有るので、時間に余裕がある時に改めて検査しようという事でした。

そして日を改めて

75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験を行いました。

検査当日の朝まで10時間以上絶食した空腹のまま採血し、血糖値を測ります。次に、ブドウ糖液(ブドウ糖75gを水に溶かしたもの、またはデンプン分解産物相当量)を飲み、ブドウ糖負荷後、30分、1時間と2時間後に採血し、血糖値を測るという検査です。

結果、糖尿病と診断されました。

 

この検査を受けたのは、かかりつけ医の小さなクリニックでしたので、後日設備の整った大きな病院で精密検査を受ける事になりました。

 

まずは血糖値を測りましたが、600mg/dlまで測れる計測器で数値が表示されませんでした

先生曰く、600を超えているから表示されないんですよ。だから600ちょっとなのか、もっとずっと高い数値なのかわかりませんが、このままじゃ死にますよ!と。

人生で初めて死にますよと言われ、この時の事は一生忘れられない出来事になりました。

まぁ、先生のこの言葉で、その後治そうと懸命になれたのだと思います。

 

後は、膵臓からインスリンが分泌されているか、腎臓は正常か、眼底出血は無いかなど、糖尿病による合併症の有無を調べました。

この時、腎臓をエコーで見ている時に、副腎に腫瘍が見つかりました。

これについては、後日改めてお話しします。

 

精密検査の結果、腎臓機能に問題は無く、眼底出血も無く、膵臓は弱ってはいましたが、少しはインスリンを分泌していたので、それに合わせた治療が始まりました。

ちなみに血液検査のHbA1c値は11%を超えていました

参考までに、血糖値の正常値は80〜139mg/dl、HbA1c値の正常値は5.9%以下だそうです。

 

糖尿病治療編へつづく