まともな健康診断

今回も50代になったばかりの頃の事です。

母親が亡くなりました。

癌でした。初めステージ3とお医者さんから告げられ、余命の話は無かったので私達家族は治療すれば治るものだと思っていました。

しかし治療の甲斐もなく享年75歳で亡くなりました。

とても苦しんだんです。5年経った今でも昨日のように母が苦しんでいる光景がよみがえってきます。

病気が見つかるまでは、すごく元気でした。

突然でした。信じられませんでした。

でも儚く亡くなってしまいました。

 

父は健在です。

父も過去に癌を患った事が有りますが、父は助かり元気になりました。

多分その経験があったから、母も助かるものだと安易に考えてしまったのだと思います。

 

話を今回の議題に戻しますと、そんな母の苦しむ姿を見ていたので、それまで健康診断をほとんどしてこなかった私が母親の死をきっかけにして本気の健康診断をすることにしたのです。

 

差し当たり自治体で行なっているほぼ無料の健康診断を受けました。

これも初めてでしたので、受けてみてこんな基本的な事しか調べないんだと思いました。

まあ、ほぼ無料じゃ仕方ない事でしょうが!

 

そして諸々の結果が出るまでに約一か月掛かる事を知り、もし何かあったら、例えば癌とかあったら治療が遅れて取り返しつかない事になるんじゃないか!などと母の事があったので、良からぬ事ばかり考えてしまったりしました。

 

そこで、かかりつけの先生に直ぐに診断が分かる方法を聞いてみたら、だったらCTだなという事で、すぐに紹介状を書いてもらい頭以外のCT検査をしました。

 

その結果、両側の腎臓に結石が見つかりました。この時はそれだけでした。

後で色々と見つかったのは、他の方法でしたので、やはり本格的な人間ドックか具体的な病気に関連した検査でなければ、病気を見つけるのは難しいんだなぁと、今ではつくづく思います。