体外衝撃波結石破砕術

長い漢字の羅列ですね。

何となくお分かりかと思いますが、そうです尿路結石の話のつづきです。

 

体外衝撃波結石破砕術って、結石を体外から衝撃波を当てて、破砕するとという手術になります。

1時間ほど、最初は弱めに、そして徐々に強い衝撃波を結石に当てて行きます。

痛み止めを使用してから行うのですが、痛いです。たとえるなら物差しでペシペシ同じ場所を強く叩かれているみたいです。

終わった後、術部にアザが出来ています。

 

では何故この手術を受けたかと言うと、8回目の尿路結石の後、しばらく結石は降りて来なかったのですが、そのせいか腎臓の結石が大きくなっていたので、大きいまま降りて来る前に、破砕して小さくしてから降りれば、尿路に引っかかりにくいからと、泌尿器科の先生からアドバイスがあり、手術する事にしたんです。

 

結果破砕出来ませんでした。まったく!

やり損です。

他に方法は、と聞いてみたら尿道から尿路にカテーテルを通し、直接腎臓内の結石を破砕して取り除く方法があると言われました。

 

流石に簡単にお願いしますとは言えず、もう少し様子を見て、あまりに大きくなって腎臓に影響が出るようなら考えて下さい。との事で今も爆弾を抱えたままで結石と共存しています。

正直激しい運動が怖いです!

だけど、今のうちに出てくれた方が良いかも!

折角なら結石が真珠だったら!

 

複雑です!

 

原発性アルドステロン症

原発性アルドステロン症は、アルドステロンというホルモンが過剰に分泌されることで高血圧が引き起こされる病気です。アルドステロンは、副腎(腎臓の上にある小さな臓器)から分泌されるホルモンで、水分や塩分の調整を行う働きがありますが、過剰になると高血圧を引き起こします。副腎にできた腫瘍が原因で過剰になる場合や、副腎全体からアルドステロンが過剰に作られる場合があります。f:id:KUROTANU:20221209161428j:image

まさしく私は糖尿病の検査で腎臓のエコーを撮った時に、右側副腎に腫瘍が見つかりました。

 

そこからこの病気の専門医の居る大学病院で検査を受ける事になりました。

 

はじめに血液検査をしてARR(アルドステロン・レニン比)という値を算出して、ARRが200以上の場合は原発性アルドステロン症の疑いがあるとの事でした。結果、原発性アルドステロン症が疑われたので確定診断に進みました。

 

日を改めて、確定診断のため1泊2日の入院で負荷試験を行いました。負荷試験は薬剤を投与したときのホルモンの反応を見る検査で、負荷試験が1つ以上陽性の場合は、原発性アルドステロン症と診断されます。

 

私はこの検査で原発性アルドステロン症が確定しましたので、次の段階の検査に進みました。


次は治療方針(手術か内服か)を決める事でした。副腎は2つあるので、例えばひとつが異常をきたしていて、それを手術で取り除いてしまえは、高血圧症が治る可能性があるとの事でしたので、私は手術を希望しました。

ただもしも両方の副腎に異常が有る場合は、両方の副腎を取り除く訳には行かないので、その場合は投薬治療になりますとの事でした。

そこで今度は、手術の適応かどうか副腎静脈サンプリングという検査を2泊3日入院して行いました。

この検査は、部分麻酔で手術台に横たわり、脚の付け根の血管にカテーテルを通して、左右の副腎から組織を採取して調べると言う検査でした。部分麻酔でしたので、終始意識はありましたが、痛みやカテーテルが入って行く感覚は一切感じませんでした。

終わったら先生から上手く取れましたよ、と言われ一安心!

中には上手く取れない方もいらっしゃるようです。

 

結果、私は腫瘍が有る副腎だけでなく、両方の副腎に異常があった為、希望していた手術は出来ず、投薬による治療になりました。

 

内服による治療は、原則一生続ける必要があって、薬でコントロールして血圧とアルドステロンの正常な状態を維持します。

この一生を避けたくて手術を希望していたのに残念です、が仕方ないです。

覚悟して今も薬を飲み続けています。

 

まぁ検査も大変でしたし、結果も希望通りではなかったけど、苦労した甲斐もあって、色々と対処法も分かって、今では血圧は安定しています。もちろん薬を飲んでいればですけどね!

 

ところで副腎の腫瘍ですが、稀に癌化する場合もあるみたいですけど、確率的には心配には及ばないとの事です。良かった!

 

死ぬほど痛い尿路結石

CT検査で腎臓結石が見つかってから、これまで8回尿路結石で苦しんでいます。

左右4回ずつですね。

この内最初から3回は救急車を呼んで病院に行っています。

最初は腰の辺りが徐々に痛くなり、痛みも段々強くなり、何が起こったのか分からず、それまで我慢できない痛みを経験した事がなかったので救急車を呼んでしまいました。

 

尿路結石は、腎臓の結石が尿路を通る際に膀胱に至る前の何処かに引っかかって、腎臓から尿が流れなくなり、腎臓が腫れて腎臓が痛むそうです。尿路の結石が引っかかっている部分か痛む訳ではないんです。

とにかく痛いですよ。三大激痛の一つだそうです。

私の場合は共通して、長い何とか我慢出来る痛みの中で、とても我慢出来ない5分〜10分間の痛みが有り、その後何だったのって思うように、スッと痛みが治ります。

この時に、結石が動いて膀胱に降りたんですね。ちなみに痛み止めは全く役に立ちません

冗談じゃなくこの時は、気を失うか、殺してくれと思うほどです。

 

こんな事で経験値を上げてどうすんだ、と思いますが、何と4回目からは何のなくまた来たなと分かるようになったんです。

 

そしてタイミングが良かったのですが、我慢出来る内にかかりつけの先生を受診出来て、消化管運動抑制作用のある、尿路や棒鋼などの筋肉のけいれんや過度の緊張による痛みを抑える注射を打ってもらいました。するとこの時は我慢出来ない激痛が来なかったんです。

その後結石もちゃんと出ました。

 

とにかく私は、結石が出来やすい体質みたいです。今回はたまたままたタイミング良く先生を受診出来たけど、毎回そうも行かない旨を話していたところ、同じ作用のある飲み薬が有るよ、と言う事で早速処方してもらい、常時持ち歩いています。

ちなみにブスコパンという薬でした。

お陰で、5回目から8回目まで、その薬のお陰で激痛を避けられています。

誰でも私と同じ作用を期待できるかは分かりませんが。

 

つづく

 

 

まともな健康診断

今回も50代になったばかりの頃の事です。

母親が亡くなりました。

癌でした。初めステージ3とお医者さんから告げられ、余命の話は無かったので私達家族は治療すれば治るものだと思っていました。

しかし治療の甲斐もなく享年75歳で亡くなりました。

とても苦しんだんです。5年経った今でも昨日のように母が苦しんでいる光景がよみがえってきます。

病気が見つかるまでは、すごく元気でした。

突然でした。信じられませんでした。

でも儚く亡くなってしまいました。

 

父は健在です。

父も過去に癌を患った事が有りますが、父は助かり元気になりました。

多分その経験があったから、母も助かるものだと安易に考えてしまったのだと思います。

 

話を今回の議題に戻しますと、そんな母の苦しむ姿を見ていたので、それまで健康診断をほとんどしてこなかった私が母親の死をきっかけにして本気の健康診断をすることにしたのです。

 

差し当たり自治体で行なっているほぼ無料の健康診断を受けました。

これも初めてでしたので、受けてみてこんな基本的な事しか調べないんだと思いました。

まあ、ほぼ無料じゃ仕方ない事でしょうが!

 

そして諸々の結果が出るまでに約一か月掛かる事を知り、もし何かあったら、例えば癌とかあったら治療が遅れて取り返しつかない事になるんじゃないか!などと母の事があったので、良からぬ事ばかり考えてしまったりしました。

 

そこで、かかりつけの先生に直ぐに診断が分かる方法を聞いてみたら、だったらCTだなという事で、すぐに紹介状を書いてもらい頭以外のCT検査をしました。

 

その結果、両側の腎臓に結石が見つかりました。この時はそれだけでした。

後で色々と見つかったのは、他の方法でしたので、やはり本格的な人間ドックか具体的な病気に関連した検査でなければ、病気を見つけるのは難しいんだなぁと、今ではつくづく思います。

 

 

持病が分かったきっかけ 高血圧症編

これは50代になって判明した訳では有りませんが、後々関係していることになりますので、かれこれ30年位前の事からお話しします。

 

それは20代の頃の事、まだ病気の事など全く気にせずに、夜更かししたり深酒をしても、翌朝には元気に目覚めていたのですが、気がつくといつからか前日の晩に夜更かしや深酒をしなくても朝頭痛で目覚める事が、毎日起こるようになりました。

 

当時、その事を家族に話したら、母親からこの薬飲んでみな、と勧められてよく効く痛み止めかなと思いながら飲んでみました。

 

すると翌朝から頭痛を感じなくなったんです。

 

母親にあの薬良く効くねって言ったら、その薬は何と高血圧症を改善する薬でした。

母は自分が高血圧症でしたので、私の症状もそうかもしれないと私に自分の薬を飲ませたんです。

それがたまたまその時に効果をもたらしたんですね。本当たまたまに!

 

その後すぐに病院を受診して、先生にその事を話したら、早速血圧を測って教えられた数値が、176110でした。

血圧を測った事がある方ならお分かりだと思いますが、見るからに高い数値ですよね。

(※参考までに、よく病院で見かける穴に腕を通してスタートボタンを押すだけで自動で血圧を測れる機械の利用方法ですが、注意書き通りの正しい姿勢で測る時と正しくない姿勢で測る時の数値が違う場合がありますので、正しい姿勢で測りましょう♪)

 

それから高血圧症との戦いが始まりました。

 

薬を一か月分処方してもらい、一か月後改めて測ってみましょうと言われ、薬を毎日飲みながら様子を見ました。

お陰で頭痛は治まり、これで大丈夫かなぁと軽く考えていて、一か月後病院で血圧を測ったら、少しは数値が下がっていましたが、さほどでもなく、率直にあれっ!どうして!頭痛治ったのにって思いました。

 

私は何も分かっていなかったんです。

先生から高血圧症は、簡単に治るものではなく、薬を飲み始めたらまず一生飲み続けると思って下さい。そして、最適な薬が決まるまで色々な薬を試しながら診断して行くので、長い目で向き合って下さいね。と説明されて軽く考えていた私は、改めて大変な事になったと気付かされました。

 

そして先生の言っていた通りに、色々な薬を数ヶ月単位で試して、やっと今年に入ってからです、数ヶ月前から数値が正常値になりひと安心してます。

但し、薬を止めるとまた数値が上がってしまうそうなので、これからも飲み続なければなりませんね。

最初に受診した時から、変わらずこの先生には他の病気も含めお世話になっています。

先生は多分私と同年代だと思いますのでとても話しやすく、かかりつけ医がある事は大事な事だと私は思います。

 

さて私の血圧の数値が、なぜ中々下がらなかったのかと言うと、それは50代になってから判明した原発性アルドステロン症と言う病気が関係してます。

この病気が分かったきっかけも他の持病と関係がありますので、またの回でお話ししたいと思います。

 

結局、私の場合は母親からもらった薬で頭痛が治らなかったら、高血圧症は判明してなかったかも知れないので、若い内でもほっておかずに小さな事でも面倒くさがらず直ぐに病院を受診する事をお勧めします。

 

高血圧症による合併症

  1. 高血圧性心肥大
  2. 心不全
  3. 脳出血脳梗塞
  4. 心筋梗塞狭心症
  5. 眼底網膜病変
  6. 腎障害・腎不全
  7. 閉塞性動脈硬化症など

怖いですよね、迷わず病院に行きましょう!

 

つづく

 

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https://youtu.be/RA-G1WMTZXU

持病との付き合い方

「成人病」をネットで調べると、食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が深く関与し、発症の原因となる疾患の総称です。 以前は「成人病」と呼ばれていましたが、成人であっても生活習慣の改善により予防可能で、成人でなくても発症可能性があることから、生活習慣病と改称することを提唱しました。と書いてありました。

私に当てはめると飲酒だけはしてませんでした。ストレスは多かれ少なかれ誰にでもあると思いますし、大抵のお医者さんは原因の一つに必ずと言ってもいいほど入れてきますよね。

その生活習慣病には「七大生活習慣病というのが有って、次の7つだそうです。

  1. がん(悪性新生物)
  2. 心疾患
  3. 脳血管疾患
  4. 高血圧性疾患(高血圧症)
  5. 糖尿病
  6. 肝疾患(肝硬変)
  7. 腎疾患(慢性腎不全)

この内上の3つが三大成人病ですね。
この七大生活習慣病を患うと入院する確率が高くなるという事です。

そしてこの七大生活習慣病以外にも、生活習慣病と呼ばれる病気が有って、肥満、脂質異常症歯周病骨粗鬆症などだそうです。

 

肥満も病気なんですね!

 

本題に戻ると私は7つの内、高血圧症、糖尿病、腎疾患の3つが有り、肥満歯周病、他にも前立腺肥大症原発生アルドステロン症首の血管内にプラークが有ります。あゝそれと腎臓に結石も有りますね。

 

こんな感じで、悪い物をいっぱい持っていますし、薬も沢山飲んでるのが現状です。

そこで今の健康状態ですが、至って元気血液検査の結果尿検査の結果もほとんど正常です。

現在の血液検査・尿検査の結果

そしてこうなれた理由があるので、これから少しずつ紹介して行きたいと思います。

 

つづく

 

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